ニュース 公益 作成日:2011年6月14日_記事番号:T00030599
与党国民党は13日、立法院で台湾電力第4原子力発電所(新北市貢寮区)の1、2号機建設工事の140億台湾元(約390億円)規模の追加予算を可決した。野党民進党は第4原発関連の予算の削減を提案したが、国民党は強行採決で押し切った。14日付中国時報が伝えた。
立法院の正門前には13日、原発反対を訴える44団体が集まった(13日=中央社)
国民党は予算可決に際し、台湾電力に対し、原子力の安全管理強化を求めるとともに、行政側には耐震性や津波対策について、安全検査で慎重な検討を行うことなどを求めた。その上で、第4原発は原子力の安全性を確保し、監督機関の同意を得た上で、運転を認めるとした。
民進党は日本の福島原発事故を受け、原発の安全性に対する懸念が高まっていることから、関連予算の削除をはじめ、第4原発の建設工事を一時中断し、工事続行の是非を公民投票(住民投票)で決定するなどを求めたが、関連提案は与党にことごとく否決された。
審議の過程では、民進党の立法委員が「非核化で台湾を守ろう」などのスローガンを叫んだが、国民党の立法委員からは「なぜ民進党政権期に(非核化を)進めなかったのか」と皮肉られる場面もあった。
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