ニュース 運輸 作成日:2011年6月14日_記事番号:T00030601
台湾で上場企業に国際財務報告基準(IFRS)の採用が2013年から義務付けられた場合、上場企業に準じる扱いの興櫃市場(未公開株取引市場)に登録された台湾高速鉄路(高鉄)も新基準への移行を求められる。新基準では負債性の特別株が貸借対照表上の負債として計上されるため、高鉄の純資産がマイナスに陥る可能性が出てきた。14日付工商時報が伝えた。
行政院金融監督管理委員会(金管会)と交通部は、高鉄の純資産がマイナスに転落するのを避けるため、▽興櫃市場からの登録抹消▽特別株の普通株転換▽特別株を無期限に変更▽高鉄に対する例外条項制定──などの方策を検討している。
高鉄の10年度決算によると、402億台湾元(約1,120億円)相当の特別株があるのに対し、株主資本は236億元で、特別株がすべて負債扱いされた場合、高鉄の純資産はマイナスに転落することになる。
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