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エイサーのノートPC出荷増、受託メーカーに依然恩恵なし


ニュース 電子 作成日:2011年6月14日_記事番号:T00030613

エイサーのノートPC出荷増、受託メーカーに依然恩恵なし

 ノートパソコン川上業者によると、欧州市場でのノートPC在庫過剰を値引きで解消するため、先ごろ1億5,000万米ドルの損失引当金の計上を決めた宏碁(エイサー)は最近、販売店に対する出荷量が月を追って大幅に増加しているようだ。ただ、現在はまだ在庫一掃段階にあり、同社の主要な生産委託先、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)、緯創資通(ウィストロン)、広達電脳(クアンタ・コンピューター)の出荷成長にはつながっていない。14日付電子時報が報じた。

 業界関係者によると、エイサーの販売店に対するノートPC出荷台数は4月が160万〜180万台で、これが5月には60%成長、さらに6月は300万台突破を目指しているという。

 一方、コンパルの4〜5月出荷量は、ともに360万〜370万台の横ばいでエイサーの出荷増の恩恵は表れていない。

 このため、エイサーの在庫過剰圧力は既に軽減されているとみられ、受託メーカーは今後の受注量拡大に期待を寄せている。