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日立DPのIPSパネル、鴻海友好メーカーに技術移転か


ニュース 電子 作成日:2011年6月14日_記事番号:T00030615

日立DPのIPSパネル、鴻海友好メーカーに技術移転か

 14日付経済日報が業界関係者からの情報を基に報じたところによると、最近、日立ディスプレイズ(日立DP)が、鴻海科技集団(フォックスコン)の液晶パネル友好メーカー、深超光電(深圳)に人員を派遣し、IPS(横電界)方式パネルに関する技術移転を進めているとの観測が出ている。これは、アップルのタブレット型パソコン「iPad」の組み立てを手がける鴻海が、次世代機「iPad3」向けパネルも受注することを全面的に支援するためとみられ、iPad向けパネル供給の主導権を握る韓国メーカーに日台連携で対抗する構えだと経済日報は伝えた。ただこれについて日立DP広報担当者は、ワイズニュースの照会に対し「何も申し上げられない」とコメントした。

 また同紙によると、今後日立DPは深超光電に出資して経営の主導権を握り、深超光電の第5世代工場を鴻海向け専用とする計画とされ、これが事実とすれば、IPSパネルの良品率の大幅な向上につながり、鴻海にとってiPad2用パネル不足の解消も見込まれる。

 現在のところ、観測について鴻海の確認は取れていないが、先ごろの株主総会で郭台銘董事長は、日立とIPSパネルでの協力について交渉していることを認めている。