ニュース その他分野 作成日:2011年6月15日_記事番号:T00030625
台湾綜合研究院(台綜院)は14日、今年の台湾のGDP(域内総生産)成長率について4.95%とする予測を発表した。同院の呉再益院長は、世界経済に懸念材料が噴出しているものの、輸出と内需が成長をけん引するとの見方を示した。なお、今年のGDPは15兆台湾元(約42兆円)、貿易黒字額は1兆元に達するとの予測だ。15日付工商時報が伝えた。
今年の四半期別の成長率について呉院長は、第1四半期は6.55%と好調だったものの、第2四半期は東日本大震災や食品の可塑剤汚染事件などの影響で3.76%まで落ち込むと予測。しかしハイテク製品の需要が衰えていないことから、第3四半期は4.56%、第4四半期は5.02%と下半期は上昇が続くとの見方だ。
一方、中央大学経済系の朱雲鵬教授は、「いくらがんばっても金融危機前の水準まで回復するのは不可能だ」と語った。ただ「経済成長スピードが速すぎると問題が生じやすい」として悲観することはないとの見方も示した。
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