ニュース 石油・化学 作成日:2011年6月15日_記事番号:T00030635
南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)は、雲林県政府の指示に従い、海豊工場(同県麦寮郷)で第2エチレングリコール(EG)プラントとビスフェノールA(BPA)プラントの操業を15日に中止する。このうち、化繊原料のEGは南亜が世界4位の生産能力を持っており、世界市場でEG価格が既に高騰している。15日付経済日報が伝えた。
EG相場は当初、中国での在庫だぶつき感から1トン当たり1,000米ドル割れが確実視されていた。しかし、南亜によるEG生産中断が明らかになると、世界的に需給懸念が高まり、アジア地域では既に同1,320米ドルまで高騰した。
さらに、同社第3EGプラントも20日までに操業を中断する予定で、合計年産能力108万トンのEGプラントが一斉にストップすることになる。
今後は、台湾の化繊業界をはじめ、パソコン、携帯電話端末の筐体(きょうたい)メーカーなど、川下への影響が懸念される。
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