ニュース 社会 作成日:2011年6月16日_記事番号:T00030656
馬英九総統は15日午後、「中華文化の案内役としての地位を守るため」、政府のすべての公文書およびウェブサイトの中国語表記を「正体字(繁体字)」に一本化し、簡体字表記はただちに削除するよう指示した。これは先ごろから中国人観光客目当ての商店などで簡体字表記が増えていることに、懸念を示すための反応のようだ。16日付中国時報が伝えた。
総統府の范姜泰基報道官は馬総統の指示について、「大陸(中国)住民による台湾観光が解禁されて3年以上になるが、正体字が識字できないことが原因で発生したトラブルはない」と指摘、むしろ中国人観光客が正体字に触れるチャンスを奪うべきではないと述べた。
この指示を受け、交通部観光局はウェブサイトの簡体字版を削除。行政院大陸委員会(陸委会)のみ簡体字版を保留しているが、范姜報道官は「業務上必要があれば正体字と簡体字の対照表を提供すればよく、総統の指示は必ず実現するべき」と削除を強く求める姿勢を示した。
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