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宝成国際、中国達芙妮と中台で共同事業


ニュース 商業・サービス 作成日:2011年6月16日_記事番号:T00030660

宝成国際、中国達芙妮と中台で共同事業

 製靴大手、宝成国際集団(PCC)は、中国の婦人靴ブランド最大手、達芙妮国際控股(DAPHNEインターナショナル・ホールディングス)と合弁で上海市に持ち株会社「富珍国際控股」を設立し、中台双方で販売網を拡大していく。16日付経済日報が伝えた。

 持ち株会社への出資比率は達芙妮が60%、宝成国際が40%。傘下に「愛意」「宝意」「展昕」という子会社を置く。愛意は既存の「ALDO」「Aerosole」に続き、新ブランド「杜拉拉」を展開する予定だ。

 婦人靴3ブランドは今年、中国で160店舗まで店舗網を拡大し、2013年には600店舗で売り上げ4億人民元(約50億円)を見込む。台湾の200店舗を合わせ、中台双方で30億台湾元(約84億円)の売り上げを目指す。

 両社の提携は、商品別の分業体制を確立する上で有効だ。宝成は既にスポーツシューズやカジュアルシューズの「YYスポーツ」「フットゾーン」などのブランドを中国で展開している。一方、女性靴は達芙妮が主導で展開していく。

 一方、宝成工業の蔡其建董事長は15日、生産基地を中国の沿海部から内陸部やベトナム、インドネシア、バングラデシュに移転する計画を明らかにした。今年は3億8,000万米ドルの設備投資を見込む。中国内陸部では既に、江西、湖北、湖南、安徽、河南の各省と江蘇省北部で生産拠点が続々と生産を開始している。