ニュース 電子 作成日:2011年6月16日_記事番号:T00030674
中堅DRAMメーカー、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)の財務状況悪化に歯止めがかからず、同社から支援の申し入れがあったため、債権団が対応を協議した結果、プロモスが債権団に担保として差し入れている24億台湾元(約67億円)の預金を債務の利払いに充てることが決まった。16日付工商時報が伝えた。
プロモスは債権団の支援が得られない場合、今月末にも手持ち現金がなくなる可能性があった。担保預金の取り崩しは、債権団への利払い目的に限ることが条件となっている。ただ、債権額基準で全体の3分の2に当たる債権行が内部手続きで最終的に同意することが前提となる。
今回の決定により、プロモスは利払い負担による経営破綻を当面回避できる見通しとなった。プロモスの債務総額は572億元あり、債権団にとっても、経営破綻で債務を回収できなくなる事態は避けたい事情があった。
プロモスは債権団に対し、「中国工場の売却で年末には8億元の収入が見込まれる」などと説明しているもようだ。
一方、プロモスが上場する店頭市場は既に、同社株式を「財務管理ポスト」に移し、毎月の財務情報提示を求めた。
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