ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

銀聯カードによる現金引き出し、郵便局ATMでも可能に


ニュース 金融 作成日:2011年6月20日_記事番号:T00030715

銀聯カードによる現金引き出し、郵便局ATMでも可能に

 中華郵政(郵便局)の台湾全土3,000台余りの現金自動預払機(ATM)で間もなく、中国のオンライン決済システム、中国銀聯(チャイナ・ユニオンペイ)加盟銀行が発行するキャッシュ・デビットカード「銀聯カード」を使って現金を引き出すことが可能になる。28日からの中国人の台湾自由旅行解禁をにらんだもので、22日に許羅徳・中国銀聯総裁が訪台し、詳細を発表する。20日付聯合報が伝えた。

 銀聯カードは現在、台湾の銀行ATM約1万6,000台での現金引き出しが可能だが、銀行ATMはコンビニエンスストアの店内設置機も含め都市部に集中している。このため、農村や山村などを含め、全土に展開する郵便局ATMでの利用が可能になれば、利便性が大きく増す見通しだ。

 このほか、これまで観光バス中心だった中国人観光客の移動について、自由旅行解禁により他の交通機関の利用が増えると見込まれるため、台湾高速鉄路(高鉄)およびタクシー大手の台湾大車隊でも、銀聯カードによる支払いを可能とする方針だ。