ニュース 医薬 作成日:2011年6月20日_記事番号:T00030720
医療関係者の過労死が相次ぐ中、行政院労工委員会(労委会)がこのほど、台湾全土50カ所の病院を抽出し、労働環境に関する実態調査を行ったところ、約3分の2に当たる16カ所で労働基準法違反が見つかった。20日付蘋果日報が伝えた。
労委会は今回、各病院で医師を除く看護師、検査技師など10人について、労働環境を調査した。その結果、規定を超える長時間労働、休暇や残業手当を支給しないなどの違反が依然として目立ち、15カ所は昨年に続き、違反行為が指摘された。また、違反行為が2件以上あった病院も8カ所あった。
このうち、海天医院(宜蘭県壮囲郷)は、休日出勤手当の未払い、出勤記録の不備、就業規則の不備で、宜蘭県政府から2万4,000台湾元(約6万6,500円)の罰金処分を受けた。また、竹信医院(新竹県竹東鎮)は、長時間労働、休暇不付与、労使合意を経ない女性の夜間労働などが指摘され、新竹県労工処から期限付きで改善を求められた。
違反の大半が民間病院だったが、公立病院でも衛生署立基隆病院で違反が指摘された。
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