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台化も下半期悲観、工場停止と中国インフレで


ニュース 石油・化学 作成日:2011年6月20日_記事番号:T00030723

台化も下半期悲観、工場停止と中国インフレで

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)総裁を兼任する台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)の王文淵董事長は17日、台化の第2四半期業績は前期に及ばず、下半期も見通しは不透明だと語った。台プラグループ第6ナフサ分解プラント(通称六軽、雲林県麦寮郷)火災事故を受けた操業停止や、▽主要通貨の為替変動▽原材料価格上昇▽投機資金流入▽欧州債務危機の波及懸念──など世界的な要因を理由として挙げた。特に同社は製品の80%が中国市場向けのため、同国のインフレ抑制策によって経済成長が鈍化すれば、業績に打撃を受けると懸念している。18日付工商時報が報じた。

 また台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)の李志村董事長も、中国の金融引き締め政策による影響が深刻化しており、同社製品の販売量は1〜2割減るとの見通しを示した。

 なお、稼動停止命令を受けた南亜塑膠工業(南亜・プラスチックス)の海豊工場(雲林県麦寮郷)について王文淵総裁は、再開のめどは立っていないと語った。