ニュース 電子 作成日:2011年6月20日_記事番号:T00030730
20日付工商時報によると、鴻海科技集団(フォックスコン)が、アップルのタブレット型パソコン「iPad2」本体前面の30万画素デジタルカメラモジュールを受注したようだ。次世代機種で同社は背面の800万画素カメラの受注も狙っており、これが実現すれば、デジカメモジュールの受託生産でLGイノテックやシャープを上回り、世界最大手となる可能性もある。
系列各社でアップル製品の部品生産から組み立てまでを手掛ける鴻海は、垂直統合をさらに進めることによるコスト減と粗利益率の向上を狙って、デジカメモジュールの受注獲得に取り組んだとみられる。
デジカメモジュールの製造工程は従来、「チップ・オン・ボード」が主流だったが、現在は小型化のニーズに伴い「ウエハーレベルパッケージング」に移行しているほか、今後ズーム機能が要求されることから投資コスト増大が見込まれ、台湾では撤退する業者が相次いでいるという。鴻海はこれを機に年間100億米ドル以上の同製品市場への参入を一気に進めたい考えとみられる。
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