ニュース 社会 作成日:2011年6月21日_記事番号:T00030740
台北市政府が観光宣伝用に製作したパンフレット「趣.台北」の簡体字中国語版の地図から総統府が消えていることが、李慶鋒台北市議(民進党)の指摘で明らかになった。21日付自由時報が伝えた。
繁体字版のパンフには総統府の場所が記載されており、李市議は「市政府は中国人観光客の前では腰が引け、国格をおとしめている。説明が求められる」と強く批判した。
問題のパンフは、台北市政府観光伝播局が昨年12月に発行したもので、台北市内の観光名所を紹介する内容だ。李市議は「中国人観光客が『総統府』という文字を目にすると決まりが悪いため、自ら削除したのではないか」と疑問を呈した。
これについて、趙心屏・観光伝播局長は「完全なミスであり、指摘に感謝する。増刷時に書き加えたい」と説明した。
中国で出版されている地図には、台湾の主権を意味する「総統府」などの政府機関名は通常記載されていない。
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