ニュース 社会 作成日:2011年6月21日_記事番号:T00030741
有力週刊誌の「壱週刊」は、22日発売号から陳水扁前総統によるコラムの掲載を開始する予定だったが、初回分の原稿が台北監獄(刑務所)の検閲を通過せず、掲載できなくなったことが分かった。21日付蘋果日報が伝えた。
長男の陳致中氏によると、陳前総統は面会時に「思想審査を行い、言論の自由を制限するのは、戒厳令下の警備総司令部時代に戻ったようだ」と不快感を表明したという。
これに対し、台北監獄側は「投稿の内容は政治的な波紋を呼ぶ可能性があると判断し、法律に基づき却下を決めた」と説明した。
江志銘台北市議(民進党)によると、投稿の内容は、馬英九総統と宋楚瑜親民党主席が選挙協力に向け会談したとしても、互いに信頼していないため、成果は期待できないとする内容だという。
陳前総統は既に2回目、3回目の原稿も書き終えたという。監獄側は「内容が民進党についてのみ触れ、他の政党について評論しないならば問題ない」との立場を伝えているという。
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