ニュース 石油・化学 作成日:2011年6月21日_記事番号:T00030749
台塑集団(台湾プラスチックグループ)の台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)の李志村董事長は20日の株主総会で、中国・浙江省寧波市の石化プラントで、紙おむつや生理用ナプキンなどに使われる高吸水性樹脂(SAP)工場増設など生産能力増強に、6億米ドルの追加投資を決めたと表明した。李董事長は、先進諸国では出生率が低下しているものの高齢化が進んでいるため、大人用紙おむつ向けなどSAP需要は安定成長していると指摘した。21日付経済日報が報じた。
20日、台塑株主総会に出席した台プラグループの王文淵総裁(右1)、王瑞華副總裁(左2)、王文潮・台塑化董事長(左1)。(20日=中央社)
寧波プラントの増設・増強計画は、▽SAP、年産能力6万トン(増設)▽エチレン酢酸ビニル共重合樹脂(エチレン・ビニル・アセテート、EVA)、7万2,000トン(増設)▽アクリル酸(AA)・アクリル酸エステル(AE)、第1期拡張16万トン・第2期20万トン▽ポリ塩化ビニル(PVC)、55万トンへ増強(現在40万トン)──など。
増設・増強する生産能力は2013年までにすべて稼動させる予定だ。これにより寧波プラントの売上高は同年900億台湾元(約2,500億円)へと、過去最高だった昨年の422億9,000万元の2倍以上に成長すると見込む。
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