ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年6月21日_記事番号:T00030752
中国鋼鉄(CSC)が70%、10億台湾元(約28億円)を出資する中国子会社、常州中鋼精密鍛材(江蘇省)が、チタン合金の生産を開始した。6月末〜7月初旬には同社で生産した4.5トンのチタン合金が初めて台湾に到着する。21日付経済日報が伝えた。
CSCによると現在中国から台湾に輸入されているチタン合金は、価格が1トン当たり3万米ドルと、炭素鋼の同700米ドルの40倍以上に上る。こうした単価の高さの魅力から、同社は加工がうまくいけば、新たな市場として開拓したい考えだ。
チタン合金板はハイテク製品の薄膜形成に使われるスパッタリングターゲット、圧力容器などの製品、航空宇宙や石油・化学事業にも使われる。また、線材は高級ねじ、ナットのほか、眼鏡フレームでも試験的に採用されている。
証券会社は、中鋼精密鍛材では特殊ステンレス、ニッケル基超合金、特殊合金鋼などを製造しており、これらの製品分野はCSCにとって新たな領域への進出だと指摘した。
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