裕隆集団の自社ブランド「LUXGEN」車を取り扱う納智捷汽車は20日、同ブランド初のセダン「neora」を発表した。ガソリン車モデルは今年末の「台北車展」（台北国際オートショー）で展示し、来年第１四半期に台湾市場で先行発売する。価格は70万〜80万台湾元（約190万〜220万円）の予定。21日付工商時報が報じた。
「LUXGEN neora」。25日から７月10日までの週末に各地のショールーム「汽車生活館」で紹介イベントが行われる（裕隆プレスリリースより）
「neora」のエンジンは、1.2リットルエンジン搭載車では台湾製を、1.3リットルタイプでは三菱自動車の技術を導入した中国・ハルビン東安汽車発動機製造の製品を採用する。中国では来年末の発売を予定する。
LUXGEN車の累計販売台数は、09年９月の発売以来２万台に上る。納智捷汽車の胡開昌総経理によると、「LUXGEN」の昨年の販売台数は１万1,000台で、今年は１万7,000台が目標だ。
裕隆汽車製造の三義工場（苗栗県三義郷）では、順次生産能力を拡大して「neora」製造に備える。
