ニュース 石油・化学 作成日:2011年6月22日_記事番号:T00030779
エチレングリコール(EG)などを生産する南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)海豊工場(同県麦寮郷)が、雲林県政府の命令で操業を全面的に停止したが、同社は今週中にも県政府に操業再開を正式に申請する意向だ。22日付蘋果日報が伝えた。
南亜プラは海豊工場の操業停止に伴う損失を毎月80億台湾元(約222億円)と見込んでいるが、同社はダメージを低減するため、操業再開に向け、経済部訴願委員会に操業停止処分の執行猶予、処分そのものの取り消しを申し立てている状態だ。
その訴願委で同社は20日、「既に県政府に操業再開を申請した」と説明していた。しかし、蘇治芬雲林県長は「申請は受け取っていない」とした上で、「20日といえば海豊工場の操業が完全に停止した初日に当たる。これで安全点検がしっかりとできるというのか。操業再開が安全点検より大切だと言っているようなものだ」と強い不満を表明した。県政府は操業再開の是非を慎重に判断するとみられ、今後も曲折が予想される。
南亜プラが21日に開いた定時株主総会に出席した王文淵・台塑集団(台湾プラスチックグループ)総裁は、海豊工場の操業停止問題について言及を拒んだ。
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