ニュース 石油・化学 作成日:2011年6月22日_記事番号:T00030781
南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)の呉欽仁董事長はこのほど、中国・浙江省寧波市に年産15万トン規模のビスフェノールA(BPA)工場を新設すると表明した。今年は世界のプリント基板(PCB)需要が6.9%成長し、電子材料販売をけん引すると見込んでおり、同社が出資する中国エポキシ樹脂メーカーや同国顧客に対する十分な供給量を確保することが目的だ。2013年の生産開始を予定している。22日付工商時報が報じた。
21日、株主総会に出席した呉欽仁董事長(右1)は、火災の影響で同社EG工場が全面停止命令を受けたことについて、下半期の運営には慎重な対応が必要と語った(21日=中央社)
南亜プラは台湾(雲林県麦寮郷)に計4本、年産42万トンのBPA生産ラインを有しており、寧波の新設ラインは同社5本目となる。
また呉董事長は、今年の世界市場でのポリエステル需要については、繊維用で平均8%成長、ペットボトル用で11.6%成長を予測。同社は今年、ペットボトル再生繊維の開発に成功、毎月500トンを販売しており、市場規模の成長に伴い業績安定に貢献すると好感している。
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