ニュース 電子 作成日:2011年6月22日_記事番号:T00030792
中堅DRAMメーカー、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)は、現在550億台湾元(約1,530億円)を超える債務を抱えているが、同社幹部は「現在返済は正常であり、新たな資金注入を積極的に模索している」と説明した。一方、財務コンサルティング会社に再建案の作成を依頼したとの債権団筋の情報について、「いかなる再建計画も存在しない」と否定した。22日付経済日報などが伝えた。
戦略投資者をめぐっては、一部で台湾積体電路製造(TSMC)や聯華電子(UMC)などの名前が取りざたされているが、両社は否定している。
ただ、債権団の見方は厳しく、プロモスが増資に道筋を付けなければ、追加支援は難しいとの立場を堅持しているもようだ。
一方、債権団の一部は、プロモスが担保として差し入れている24億元の預金を債務の利払いに充てることを提案しているが、担保預金に基づき融資を行っている銀行は強硬に反対しているとされる。プロモスと取引がある銀行30行のうち、担保預金の差し入れを受けている銀行は10数行のみで、銀行ごとに事情が異なるため、債権団内部の足並みはそろっていない。
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