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銀聯カード利用額、昨年通年と同水準に


ニュース 金融 作成日:2011年6月23日_記事番号:T00030800

銀聯カード利用額、昨年通年と同水準に

 中国の銀行が発行するキャッシュ・クレジットカード「銀聯カード」の決済を統括する中国銀聯(チャイナ・ユニオンペイ)の最新統計によると、同カードの台湾における今年1〜5月の利用額が既に昨年通年の160億台湾元(約450億円)に並んだ。6月末の中国人による台湾自由旅行解禁を機に利用がさらに増えると見込まれ、今年通年では昨年の約3倍、500億元に迫ると銀行関係者は予想している。23日付中国時報が伝えた。


中国銀聯は22日、台湾高速鉄路(高鉄)およびタクシー大手の台湾大車隊で、銀聯カードによる支払いが可能になると発表した(中国銀聯リリースより)

 銀聯カード利用額は、2009年8月のサービス開始から現在までの累計で353億元、取引件数は395万件に達した。利用の内訳をみると、商店での利用が215億元、銀行の現金自動預払機(ATM)による現金引き出しが138億元となっている。

 同カードは今月30日から中華郵政(郵便局)の台湾全土3,000台余りのATMでも利用可能となり、全土ATMでの同カードのカバー率は80%に達する。中国銀聯は年内に100%に引き上げる方針だ。また、銀聯カードによる支払いは現在、全土の商店4万軒で可能だが、中国信託商業銀行(中信銀)は今年、取り扱い拠点の拡大に1億元を投じる。