ニュース その他製造 作成日:2011年6月23日_記事番号:T00030805
製紙最大手、永豊餘造紙(YFY)の邱秀瑩董事長は22日、原料コストの上昇は大きなプレッシャーだが、今年の業績は昨年を上回る見通しだと語った。第1四半期、同社連結売上高は127億台湾元(約350億円)と、非需要期の同期としては過去最高を記録したことが強気な姿勢の背景にあるようだ。さらに邱董事長は「第1四半期が今年の底だ」と述べ、今後の業績成長に強い自信を示した。23日付蘋果日報が伝えた。
邱董事長によると、同社は原料価格の上昇に対応するため、ワラなど農業廃棄物のバイオパルプ化技術の開発に取り組んでいる。中国・江蘇省揚州で現地政府から原料調達面で協力を受けつつ、下半期からテスト生産に入る予定だ。来年中には日産200トン規模に拡大し、3分の1のコストカットが期待できるという。
邱董事長はまた、中国の工業用紙市場では今年上半期、現地メーカーの生産が拡大したことでやや混乱があったものの、長期的には成長が続くと見込めるため、生産増強に向けて2013年には揚州で新たに製紙機器3台を稼動させると語った。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722