ニュース 電子 作成日:2011年6月23日_記事番号:T00030817
タブレット型パソコン市場では、アップル以外のブランドが生産量を縮小する慎重姿勢に転じる中、実際の出荷台数が把握しにくい状況となっているが、23日付電子時報がノートPC受託メーカーの出荷データを基に報じたところによると、華碩電脳(ASUS)のタブレットPCで、キーボードが着脱可能な「Eee Pad Transformer(トランスフォーマー)」の出荷台数が40万台に上り、年初来でアップルの「iPad」を除いたカテゴリーで首位に立っているもようだ。
ASUSは「トランスフォーマー」次世代機種の10月発表に先駆け、スライドキーボード搭載の「Eee Pad Slider(スライダー)」を7月に発売する。スマートフォンがドッキング可能な「Padfone(パッドフォン)」も549〜799米ドルでの年内発売を検討している。同社が今年発売を予定するタブレットPCは6機種で、出荷台数は計200万台、シェア10%を狙う。すべて和碩聯合科技(ペガトロン)が受託生産する。
電子時報によると、ASUSは世界の従業員8,500人のうち、3,500人(台湾が2,000人)を研究開発(R&D)に充てており、研究開発費が売上高の3%を占めている。一方、ライバルの宏碁(エイサー)の研究開発人員は世界6,000人の1割、費用は売上高の0.2%にすぎない。同紙は、エイサーは投資が明らかに足りず、タブレットPCでASUSに遅れをとる要因となっているとの見方を示した。
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