ニュース 石油・化学 作成日:2011年6月24日_記事番号:T00030841
台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)が米クレイトンポリマーと合弁で建設する水素化スチレン・ブロック・コポリマー(HSBC)プラントが年内に完成し、タッチペン向けに需要が見込まれる。24日付蘋果日報が伝えた。
HSBCは導電性に優れ、タッチペンのほか、医療機器などにも応用が期待されている。
台塑集団(台湾プラスチックグループ)は、台湾政府の高付加価値化政策に加え、C4(炭素数4)、C5系誘導品の需要拡大を有望視しており、現在推進中または計画中の高付加価値化投資案件は計88件を数える。投資額は数百億台湾元(1台湾元=約2.8円)に達する見通しだ。クレイトンとの合弁もその一環だ。
台塑集団幹部は「中東や米国は天然ガスからエチレンを生産し、コスト競争で優位に立っている。しかし、中東の石化プラントは、ブタジエンなどC4製品を生産できない。C4、C5系の誘導体はプラスチックの原料となるため、今後も成長が見込める」と説明した。
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