ニュース 電子 作成日:2011年6月24日_記事番号:T00030850
鴻海科技集団(フォックスコン)がIC基板事業に進出するとの情報が市場で流れている。責任者には欣興電子(ユニマイクロン)IC基板事業部の胡竹青総経理を、「年俸2倍」でスカウトすることに成功したとされる。24日付経済日報が伝えた。
鴻海集団の広報担当は23日、コメントを避けた。
台湾のIC基板業界はこれまで、聯華電子(UMC)傘下の旭徳科技(サブトロン)、台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の南亜電路板(NYPCB)、華碩電脳(ASUS)傘下の景碩科技(キンサス・インターコネクト・テクノロジー)、日月光半導体製造(ASE)の4社が主導してきたが、鴻海が参入すれば業界地図を塗り替えることになる。
また、鴻海の高待遇による人材引き抜きが、業界内での転職ラッシュを呼ぶのではないかとの観測もある。
迎え撃つ南亜電路板の張家鈁総経理は「(鴻海の参入は)IC基板市場の将来性を示すものだ」と指摘した。ただ、既存業者は既に安定した顧客を確保しており、鴻海の参入は遅きに失したとの見方もある。
ユニマイクロンの曽子章董事長は「IC基板は独特の技術があり、新規参入者は3~5年は赤字を出すこともあり得る」と慎重な見方を示した。
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