ニュース 社会 作成日:2011年6月27日_記事番号:T00030853
 台北市の淡水河で25日、2人の若者が遊泳中に行方不明になった。同行していた女性の友人2人は、彼らがふざけていると思い警察に通報しなかった。2人はまだ見つかっていない。
行方不明になっているのは、同じ学校出身で、いつも陽明山などへバイクツーリングに出かける仲良しだった蔡家政君(21)と張竣傑君(19)。家族や恋人とけんかをして気分がふさいでいた2人は、25日深夜2時ごろ、友人の女性2人を誘って陽明山にツーリングしようと考えた。
ところが、ちょうど台風が接近して大雨となったことから断念。台北市大同区の大稲埕埠頭(ふとう)へ。蔡君は「頭を冷やそう」と言って、淡水河へ飛び込んだ。気晴らしに泳いてから、帰るつもりだったらしい。
ところが、浮き埠頭まで泳いで戻ってきた蔡君は「足がつった」と叫んで河岸の欄干にしがみ付いた。そこで張君が河の中へ。しかし、張君は泳げなかったので、水面に浮いたり沈んだり…。と、これを見た蔡君は、張君を助けようと再び川の中へ。ほどなくして、2人の姿は見えなくなってしまった。
女性の友人2人は、岸に沿って100メートルほど探したが見当たらない。彼女たちは、蔡君と張君が普段から「死んだふり」をして人を驚かせていたことから、「ふざけてるんだわ」と思ったという。午前9時過ぎ、パトロール中の警官が埠頭でじっと待っている彼女たちに質問して、やっと事故が発覚。蔡君と張君の姿が見えなくなってから既に6時間が経過していた。
彼女たちによれば、2人は「もがいているふうでもなく、助けてとも叫ばなかった」という。とはいえ、普通はおぼれたことを疑うのでは?知らせを聞いて家族が駆けつけ、奇跡を祈っているという。2人が本当にふざけているのならいいのだが。
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