大手自転車メーカーの美利達工業（メリダ）は24日の董事会で、中国・江蘇省太倉市に5,000万米ドルを投資しての新工場設置を決定した。中国で３基目、中台合計で４基目の工場となる。25日付工商時報が伝えた。
メリダは中国で高級車路線を採っており、中国市場では、高級車市場の成長や、第12次５カ年計画（2011〜15年）による内需拡大により、年平均30〜50％の販売増を見込む。なお同社の徳州工場（山東省）は昨年、利益を計上した。
メリダの今年１〜５月の総販売台数は68万5,700台で、連結売上高は74億6,600万台湾元（約208億円）だった。
台湾工場では１〜５月、欧州向け製品の販売台数が前年同期比7.03％減少したものの、１台当たりの平均単価が上昇したことから販売額は同14.42％増加した。一方、米国向けは販売台数が同14.13％増、販売額は同41.78％増の大幅増となった。
