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味全、中台で大規模な生産拡充【表】


ニュース 食品 作成日:2011年6月27日_記事番号:T00030867

味全、中台で大規模な生産拡充【表】

 食品大手、味全食品工業の魏応充董事長は24日、中台で大規模な生産拡充を行っていく方針を明らかにした。25日付蘋果日報が伝えた。

 中国では成長著しい冷蔵飲料の供給がひっ迫しているため、杭州(浙江省)工場に6,000万米ドルを投じ、発酵飲料の希釈ラインを増設、来年4月中に完成する予定だ。また、牛乳や果汁、ヨーグルト飲料の販売も強化する方針で、広告費に売上高の10%を投じ、重点販売地域を華東地区から華北や広州まで拡大する。

 このほか、敷島製パンとの合弁の上海パン工場、およびケンコーマヨネーズ(KENKO、本社・東京都世田谷区、炭井孝志社長)との合弁でマヨネーズやドレッシングを生産する杭州工場が下半期から稼動予定で、同社中国事業の成長をけん引する新たな原動力となる見通しだ。

 一方、台湾では良質な乳製品の需要が高まっていることを好感し、林鳳営牧場(台南市)で乳牛2,000頭の追加購入や設備の更新・拡充に10億台湾元(約28億円)を投じる。生乳(原料乳)生産量は年間10万トン余りに達し、夏季の生乳不足を解消できると見込む。また下半期にはナッツ類やチョコレートなどの菓子を発売、台湾事業で2けた成長の売上高150億元を目指す。