ニュース 電子 作成日:2011年6月27日_記事番号:T00030872
中華電信の移動通信ネットワークを使ったインターネット接続速度が遅すぎると訴える署名運動が、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)大手のフェイスブック上で広がり、わずか数日で9,200人が呼応した。27日付自由時報が伝えた。
同紙記者が実際に台北市で、忠孝東路を復興北路交差点から台北駅方向に向かってバスで移動したところ、接続速度は1,002〜4,193キロビット毎秒(Kbps)と不安定で、途中2回にわたり接続が切れた。また、台北駅では台湾高速鉄路(高鉄)のホーム入り口で5,895Kbpsの最高接続速度を記録したが、少し歩いただけで接続が切れてしまったという。
同紙によると、iPhoneを使って中華電信の第3世代(3G)ネットワークによるインターネット接続サービスを利用する女性は「台北駅の地下1階でウェブサイトを開こうとしたが全く開かなかった」と話した。女性は、音声通話は可能だったため、中華電信の顧客サービスセンターに苦情を伝えたところ、「それは個別のケースなので再度試してほしい」との回答があったという。女性は「ブツブツ切れるサービスのために料金を払っているわけではない」と憤った。
中華電信の担当者は「端末の種類、信号の強弱などによって接続速度に差が出る可能性がある。中華電信の基地局は最大で216人が接続でき、処理能力は7.2メガビット毎秒 (Mbps)だが、6月末には基地局1,000カ所の処理能力を21Mbpsに引き上げる」とし、改善に努めている点を強調した。その上で、「多数の人が同時に使用すると、接続速度が落ちることがあり得る」として理解を求めた。
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