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ノートPC向けIC業界、Q3受注増に期待


ニュース 電子 作成日:2011年6月27日_記事番号:T00030876

ノートPC向けIC業界、Q3受注増に期待

 台湾系のノートパソコン受託メーカー各社が第3四半期の出荷目標を引き上げており、IC設計業界も受注増を期待している。27日付電子時報が伝えた。

 IC設計業界は、出荷先のノートPC受託生産メーカーの棚卸しの影響で、6月最終週の受注がストップし、同月の売上高は5月に比べ10%以上減少する見通し。第2四半期は出荷先が景気の先行き不透明感から部品の調達を手控えたため、同四半期の業績は当初予測の下限レンジを達成できるにとどまる見通しだ。ただ、川下メーカーが部品の供給不足を懸念して、強硬な値下げ要求を行わなかったため、アナログIC各社の粗利益率は高水準を維持した。

 第3四半期については、新型プロセッサーの登場などを追い風に、受託メーカー各社が軒並み10~20%の出荷増を見込んでおり、部品需要も同じ幅での伸びが見込まれる。特にタブレットPCでは、タッチパネル用のICソリューションの搭載が不可欠で、大幅な需要増が見込まれる。これにより、禾瑞亜科技(EETI)、義隆電子(ELAN)、聯陽半導体(ITE)などへの恩恵が予想される。