ニュース 石油・化学 作成日:2011年6月28日_記事番号:T00030893
総合化学メーカー、聚和国際(台湾ホパックス・ケミカルズ)は、7月にも中国・江蘇省常熟市でリチウムイオン電池電解液添加剤の新工場の建設に着手する。投資額は1,400万米ドルで、2013年の量産開始を見込む。28日付経済日報が伝えた。
証券業界は、リチウム電池電解液添加剤が供給不足の状態にある点を挙げ、新工場の操業開始で、聚和国際に毎月3,000万台湾元(約8,400万円)以上の増収がもたらされるとみている。また、中国国内でのリチウム電池市場の拡大に伴い、さらなる業績成長も見込めるとした。
同社は既に日韓のリチウム電池電解液メーカーの固定サプライヤーとなっている。現在の生産能力は緩衝液と添加剤の合計で月70~80トンと少量で、月間売上高は3,000万~4,000万元、売上高全体に占める割合は約15%にとどまっている。うち添加剤による売り上げは数百万元にすぎない。このため、同社は添加剤で単一品目の量産によるシェア拡大に向け、新工場の設置を決めた。
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