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アルテック昆山工場Q3稼働、日本デジカメブランドの委託に照準


ニュース 家電 作成日:2011年6月28日_記事番号:T00030895

アルテック昆山工場Q3稼働、日本デジカメブランドの委託に照準

 コンパクトデジタルカメラ受託生産大手、華晶科技(アルテック)が、中国・江蘇省昆山市に設けた第2工場が第3四半期から稼働する。日本ブランドが生産の外部委託を拡大し、三洋電機が受託事業を縮小していくとみられる中、デジカメ受託市場で受注量を増やしているアルテックは、同工場の稼働により深刻な生産能力不足が解消される見通しだ。28日付電子時報が報じた。

 アルテックは顧客のコダック、富士フイルムの販売戦略に応じて低価格機種の生産量を拡大しているほか、光学30倍ズームなどハイエンド市場にも積極参入しており、今年からニコンとサムスン電子を顧客に加えている。これにより同社のコンパクトデジカメ出荷台数は今年、前年比20%以上増加し、2,000万台を突破することが確実となっている。

 しかし同社の既存の昆山工場は現在、従業員の休憩スペースを圧迫するほど手狭となっており、受注の50%以上を外注する状況だ。昆山第2工場は既存工場の2倍のスペースを有し、将来的にはデジカメだけでなく、レンズ部品や血糖値測定器なども手がける予定だ。