28日付工商時報が外電報道を基に報じたところによると、華碩電脳（ＡＳＵＳ）のタブレット型パソコン「Eee Pad Transformer（トランスフォーマー）」の次世代機種が早ければ10月にも発売されるもようだ。これに対しＡＳＵＳは、発売時期は未定とコメントした。
同機種は、アンドロイドＯＳの最新バージョン「Ice Cream Sandwich」と米エヌビディアのクアッドコアのプロセッサー（コード名・カルエル）の「Tegra3」を搭載するという。しかしエヌビディアの黄仁勲・最高経営責任者（ＣＥＯ）は、カルエル搭載の製品の発売は来年第１四半期になると語っており、同機種が10月に発売できるか不透明な状況だ。
タブレットＰＣ市場ではサムスン電子、リサーチ・イン・モーション（ＲＩＭ）、モトローラなどが、アップル人気に押されて目標出荷台数を約５割下方修正したと伝えられている。そうした中、「トランスフォーマー」はキーボードが着脱可能という特徴や価格面（399米ドル〜）で顧客の関心をとらえ、順調に販売を伸ばしている。沈振来ＡＳＵＳ執行長によると、販売台数は既に40万台に上り、６月の出荷台数は30万台に達する。
