ニュース 社会 作成日:2011年6月29日_記事番号:T00030910
台湾の駐フィジー代表処が、秦日新・駐フィジー代表(54)の不倫疑惑で揺れている。28日に高志鵬立法委員(民進党)が暴露したところによると、秦代表のお相手は、日本の在フィジー大使館の三等書記官だった日本人女性(32、未婚)だという。
秦代表とこの日本人女性は、昨年7月ごろから頻繁に二人きりで食事をする仲になり、女性は秦代表の公邸に足しげく出入り。秦代表の公務用携帯電話の通話記録のうち、半数以上は彼女あてで、特にバレンタインデー前後に集中していたという。また、秦代表は台湾の農業技術団に、収穫した果物や野菜を女性宅に届けるよう命じていたらしい。
高立法委は「不倫に血税が使われていた」と、秦代表が女性との食事や通信費に公費を流用していたと指摘。また、秦代表に対し、5月5日に台湾を出境した後、5月9日にようやくフィジー入りした際の出入境記録が残っていることから、「この間にどこへ行っていたのか?」と説明を求めた。この女性は今年3月にフィジーから日本に召還されていることから、秦代表は日本経由でフィジーに戻っていたことも考えられる。
秦代表は29日に記者会見を開き、「業務上の関係だけで個人的な関係はなかった」と不倫疑惑を否定。ただ、社会を騒がせたことにおわびすると頭を下げた。
駐フィジー代表処では、先日、男性書記官が勤務時間中にアダルトビデオを見た後、興奮して現地女性職員の胸をもむという、とんでもないセクハラ事件が暴露されたばかり。今度は、そんな部下をかばって甘い処分を下そうとしていた秦代表本人のスキャンダルで、批判の声が高まるのも当然だろう。
秦代表はかつて、北米事務局長時代、経費をめぐる汚職疑惑を起こし、駐ニュージーランド代表から駐フィジー顧問に降格されている。二審で無罪になったため顧問から代表に昇格したものの、この事件は差し戻しでまだ最終判決は出ていない。秦代表には、フィジーでも不当に家族手当などを受け取っていた疑惑が持たれており、楊進添外交部長は頭を抱えている。南洋の島における台湾のイメージダウンは避けられない。
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