ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

離島でのカジノ解禁法案、今会期に採決へ


ニュース 商業・サービス 作成日:2007年10月11日_記事番号:T00003092

離島でのカジノ解禁法案、今会期に採決へ

 
 王金平立法院長は9日、与野党対立で成立が遅れていた離島建設条例の商業賭博解禁条項について、今会期中に採決を行い成立を目指す方針を明らかにした。カジノ解禁検討の凍結を表明した行政院経済建設委員会の方針に真っ向から対抗した格好だ。

 王院長は「国民党の総統候補、馬英九氏も澎湖県の商業賭博解禁を支持しており、国民党は民進党の反対を理由にこれ以上審議を引き延ばすことはできない」と述べた。

 同条項は、離島地区の県政府は中央の監督機関への申請により、重大建設プロジェクトとして建設される国際観光ホテルの指定場所に限り、商業賭博業務を行うことができると規定している。同条例の通過は、離島地区におけるカジノ解禁を意味する。

 王乾発澎湖県長らは同日、王立法院長を訪ね、同条項の早急な成立を要請した。

 これについて、経済建設委員会の張景森副主任委員は「立法院の決定を尊重するが、現時点では王院長が立場表明しただけで、条例が可決されても、カジノ建設までの道のりは遠い」と述べ、申請手続きの詳細など周辺環境が整っていないことに懸念を表明した。