ニュース その他製造 作成日:2011年6月29日_記事番号:T00030920
製靴大手、宝成国際集団のベトナム2工場で、ベトナム進出15年で最大規模のストライキが発生している。外電によるとストに参加している従業員は9万3,000人。同社は「一部の生産や受注に遅れが出る可能性もあるが、数日分の在庫と他工場からの支援もあり、業務に大きな影響はない」としている。一方アナリストは「ベトナム事業は同グループ生産能力の26.52%を占めており、2工場の停止により全体の1割程度に影響が出る」との見通しを示した。29日付蘋果日報などが伝えた。
ストが発生したのは、同集団のスポーツ用品生産・販売大手、裕元工業(広東省東莞市)傘下のホーチミン市ビンチャイン郡とティエンザン省の2工場。宝成によると、まずビンチャイン工場で、賃金をめぐって20人が全従業員にストを呼びかけ、電力供給が遮断したり、靴・衣料といった製品の持ち去りなどが発生したため、24日に操業を停止した。これが27日ティエンザン工場に飛び火し、3,000人余りによるストが発生している。同集団は現地政府などと協力して事態の鎮静に取り組んでいる。
現地に進出する台湾系企業によると、ベトナムではストが頻発しているが、今年は特にインフレのスピードに賃金調整が追いつかず、労働者がさまざまな手段で賃上げを要求しているという。
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