ニュース 政治 作成日:2011年6月30日_記事番号:T00030943
中国・国務院台湾事務弁公室(国台弁)の楊毅報道官は29日の記者会見で、蔡英文・民進党主席が先日、長期的かつ相互的な枠組み構築について中国側と議論したいと発言したことに対し、「一つの中国の枠組み否定に固執し、台湾独立の分裂的立場を堅持しているのに、どうやって長期的・相互的枠組みをつくれるというのか」と述べ、対話そのものを拒否する考えを示した。民進党の総統選公認候補である蔡主席は、対中交流の政策主張を展開する上で痛手を浴びた格好だ。30日付中国時報が報じた。
楊報道官は、「両岸(中台)はこれまでも国と国との関係であったことはなく、『大陸と台湾は共に一つの中国に属する』が関係発展の基礎だ。台湾独立の堅持は両岸関係の平和的発展を破壊するだけだ」と強調。民進党が「一つの中国」の立場に立たない限り対話はできないという原則論を繰り返した。
楊報道官はまた、馬英九総統就任後の3年間の中台交流について、「両岸関係の平和的発展が双方の民衆に実質的利益をもたらすことを証明した」と評価した。さらに「得難い良好な局面を生かし、共同の政治的基盤を固めたい。政治的分岐を適切に処理し、両岸関係の平和的発展を不断に推進したい」と述べ、政治的関係の強化に意欲を示した。
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