ニュース その他分野 作成日:2011年6月30日_記事番号:T00030944
宝来証券系のシンクタンク、宝華総合経済研究院は29日、台湾の今年の域内総生産(GDP)成長率予測値を5.2%と、従来の5.01%から0.19ポイント上方修正した。30日付蘋果日報が伝えた。
上方修正の理由について同研究院の梁国源院長は、第1四半期の成長率が予想を上回る6.55%に達したことと、下半期は四半期ごとに成長が鈍化する見通しであることを考慮した結果と説明した。また下半期経済成長にとってのリスク要因として、米国の金融緩和対策(QE2)や新興国での金融引き締め策の影響、欧州債務危機の動向を挙げた。
物価上昇率について梁院長は、第3四半期は2.88%、第4四半期は2.6%と大幅な上昇が予想されると指摘。同日開かれた中央銀行の役員会で、インフレを抑制するため、政策金利の0.125ポイント引き上げを提言した。
また、下半期の台湾元為替レートについて梁院長は、1米ドル=28.79元に達する可能性もあるが上昇幅は大きくなく、通年平均で1米ドル=29台湾元と予測している。
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