ニュース その他製造 作成日:2011年6月30日_記事番号:T00030951
高雄市を拠点とする東南水泥(東南セメント)で、オーナー一族間による経営権争いが激化し、29日の定時株主総会では、現経営陣による主流派が董事会改選で定数7人の枠を独占したところ、反主流派が改選方法に問題があるとして、改選無効を申し立てるなど大荒れの展開となった。30日付工商時報が伝えた。
同社をめぐっては、陳敏断董事長ら主流派が株式の52%を掌握しているが、34%の株式を保有する故陳敏賢元董事長の妻ら反主流派との経営権争いが泥沼化している。
董事会改選に先立ち、同社は少数派株主に有利となる「累積投票」方式を廃止したため、改選の結果、主流派が董事会を独占。これに対し、経営から排除された反主流派が激しく反発した。
陳敏断董事長は株主総会後、記者団に対し、「一族の一部が外部勢力を巻き込み、会社の正常な経営を妨害しようとしているのは遺憾だ」と反主流派をけん制した。その上で、故陳敏賢元董事長の一人息子である陳家豪氏を副董事長として迎える用意があるとし、反主流派を取り込む姿勢も示した。
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