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三陽と光陽、125ccバイクで低価格競争【表】


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2011年6月30日_記事番号:T00030959

三陽と光陽、125ccバイクで低価格競争【表】

 バイク大手の三陽工業(SYM)と光陽工業(KYMCO)は今月、排気量125ccバイクの価格を4万9,800台湾元(約14万円)まで引き下げて激しい競争を繰り広げている。大学・専科学校を卒業したばかりの新社会人に低価格でアピールする戦略だ。30日付工商時報が伝えた。

 125ccはバイク市場で4割以上を占める主流商品で、同カテゴリーでは三陽が光陽を抑えて優位に立っている。今年初めに三陽が「GT125」を5万1,800元で発売して低価格競争の口火を切った。すぐさま追随した光陽は先週、「V2 125」を4万9,800元で発売して競争の主導権を握ろうとしたが、三陽は29日「125R SP」を光陽と同じ4万9,800元で売り出して対抗した。

 業界関係者によると、2009年1月に第5期排ガス基準が導入されて以降、バイクの製造コストが大幅に上昇したため、それまで5万元以下だった125ccバイクが6万元以上になるなど、価格が上昇していた。

 三陽と光陽のつばぜり合いに同業者は、「利益無視の競争である上、他のメーカーの業績にも悪影響を与えている」と渋い表情だ。