ニュース 商業・サービス 作成日:2011年7月1日_記事番号:T00030976
太平洋崇光百貨(太平洋そごう)は6月30日に予定していた株主総会を同日未明に急きょ延期した。同社の広報担当者は「増資決議案と定款改正案を議題に含めるのが間に合わなかったため、やむを得ず延期した」と説明した。背景には太平洋流通投資(太流)と提携先の遠東集団(ファーイースタン・グループ)による因縁の経営権争いが存在しており、今後の展開は予断を許さない。1日付工商時報が伝えた。
太流の李恒隆董事長は、78%の議決権を行使し、一気に太平洋そごうの経営権を奪う構えだった。これに対し、遠東集団の徐旭東董事長らは29日に開かれた太平洋そごうの臨時董事会で、新竹風城購物中心跡に新店舗への投資財源を行うとの名目で、増資を含む財務構造の見直しを進めることを決議した。
太平洋そごうの経営権掌握を目指す李董事長に対抗し、遠東集団は太平洋そごうへの出資比率を現在の22%から50%以上に高める増資を行い、李董事長の保有株式の希釈化を図ろうとした格好だ。
李董事長は「株主総会が急きょ延期されたことは驚きだ。今後は法律に従って対応していく」とコメントした。
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