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台北市、1日から豪邸税導入


ニュース 建設 作成日:2011年7月1日_記事番号:T00030977

台北市、1日から豪邸税導入

 台北市政府は1日、高級住宅に加重課税を行う「高級住宅加価課徴房屋税」(豪邸税)を導入した。対象となる約1万戸の高級住宅所有者は、通常の房屋税(建物固定資産税)に比べ、税負担が最大2.8倍に膨らむ。1日付経済日報が伝えた。

 豪邸税は物件の所在地によって、房屋税に1.2~2.8倍の加算倍率が設定される。倍率は市内中心部ほど高く、大安、信義両区で高税率が適用される見通しだ。台北市は房屋税による収入が年間3億台湾元(約8億円)増加すると見込んでいる。

 不動産仲介業者、中信房屋の胡佩蘭特別助理は「特定の物件を対象にしたもので、不動産取引に占める割合も低いため、豪邸税の影響はぜいたく税の影響にはるかに及ばない」と分析した。

 台北市はまた、今年末にも房屋税の基準となる住宅構造標準単価を引き上げる案をとりまとめ、来年の不動産評価委員会に提出する。市税捐稽徴処の黄素津処長は「基準単価は30年間見直しておらず、引き上げは租税の公平性を確保する目的に合致する」と説明した。