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采鈺ウエハーレベル・カメラ部門、オムニビジョンが買収


ニュース 電子 作成日:2011年7月1日_記事番号:T00030989

采鈺ウエハーレベル・カメラ部門、オムニビジョンが買収

 CMOSイメージセンサー大手、米オムニビジョン・テクノロジーズは30日、CMOSイメージセンサーのパッケージング・テスティング(封止・検査)を手掛ける采鈺科技(ビスエラ・テクノロジー)のウエハーレベル・カメラ部門を4,500万米ドルで買収すると発表した。10月末までの手続き完了を見込む。同社はCMOSイメージセンサーとレンズを一体化する技術により、ウエハーレベル・カメラを自社生産する考えだ。1日付工商時報が伝えた。

 オムニビジョンの台湾子会社、台湾豪威科技の洪筱英執行長は、CMOSイメージセンサーとレンズは従来は別々の部品として取り扱われてきたが、同社の「カメラキューブ」技術を通じてこれを一体化し、製造工程をより簡略化できるという。

 采鈺は、オムニビジョンと台湾積体電路製造(TSMC)が各49%を出資し設立された。オムニビジョンは采鈺のウエハーレベル・カメラ部門買収後も、カラーフィルター(CF)やセンサーの封止・検査を采鈺に委託する。また、采鈺はTSMCのグリーンエネルギー事業の展開に伴い、発光ダイオード(LED)の封止・検査能力を拡大していく。