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台北市の公共スペース75%、「クーラー強過ぎ」=主婦聯盟


ニュース 社会 作成日:2011年7月4日_記事番号:T00031000

台北市の公共スペース75%、「クーラー強過ぎ」=主婦聯盟

 市民団体の主婦聯盟が6月に、コンビニエンスストアやファストフード店、都市交通システム(MRT)など台北市の公共スペース99カ所の室温を調査したところ、75%が26度以下だった。台北市政府は公共施設の冷房温度を26度以上に設定するよう規制しており、5月の検査では8割が合格したが、対象となっているのは大型百貨店やオフィスビル、大型ホテルなど契約電力300キロワット(kW)以上の大口ユーザーに限られる。2日付中国時報が報じた。

 主婦聯盟は、規制対象外となっているコンビニや百貨店について、クーラーが強過ぎる上、自動ドアの反応がよく、頻繁に開閉されるため冷気が無駄に流出していると指摘。「『省エネ・二酸化炭素(CO2)排出量削減』をうたっているが、ちっとも省エネになっていない」と批判した。MRTやファストフード店も、屋外との温度差が大き過ぎ、風邪を引きやすいと指摘した。

 主婦聯盟によると、台北市の「26度規制」は来年、契約電力200kW以上に拡大される見通しだ。ケンタッキーフライドチキン、マクドナルドなどファストフード店、屈臣氏(ワトソンズ)、康是美(コスメッド)などドラッグストアが対象に含まれるようになり、違反が確認されれば最高5万台湾元(約14万円)の罰金が科されるという。