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花蓮からの石灰石輸送、CSCが鉄道に切り替え


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年7月4日_記事番号:T00031016

花蓮からの石灰石輸送、CSCが鉄道に切り替え

 中国鋼鉄(CSC)と交通部は、花蓮地区からの石灰石輸送を道路から鉄道に切り替えるための鉄道設備の準備が整ったとして、1日に花蓮港で鉄道輸送の開始式を行った。2日付工商時報などが伝えた。


鉄道輸送開始式典に参加したCSCの鄒若斉董事長(左3)と交通部の張邱春次長(右3)(1日=中央社)

 CSCは助燃剤として年間160万トンの石灰石を使用しており、花蓮県の和仁鉱区からダンプカーで陸路、花蓮港に運んだ後、高雄に向け船で積み出していた。道路輸送ではこれまで山がちな蘇花公路を約50キロ走っていたが、鉄道輸送開始で、ダンプカーによる輸送距離はわずか2キロに短縮される。

 鉄道による輸送は当初は1日1本で、来年2月までに同8本まで運転本数を増やし、道路輸送を完全に取りやめる。

 CSCはの鄒若斉董事長は「蘇花公路経由の毎日延べ480台のダンプカー通行を削減でき、省エネにつながるほか、環境への影響も大幅に軽減できる」と述べた。年間で二酸化炭素排出量が6,000トン削減できる見通しだ。