ニュース 政治 作成日:2011年7月5日_記事番号:T00031030
来年1月の総統選に出馬する民進党の蔡英文主席は4日、聯合晩報のインタビューに応じ、馬英九政権が掲げる司法改革について、「政治的な案件を処理する改革ならば、方向性を誤っている」と批判した。5日付聯合報が伝えた。
4日雲林県を訪問した蔡主席(前右2)に、女性支持者から「台湾初の女性総統に」との声が上がった(4日=中央社)
蔡主席の発言は、李登輝元総統が在任中の機密費問題で起訴されたことなどを受けたもので、司法改革の「政治色」に疑問を呈した形だ。
蔡主席は「何人かの政治家の司法案件を処理したからといって、それを司法改革とは呼べない。司法改革は一般市民の人権を守るものであるべきだ」と主張した。
また、蔡主席も民進党政権期に機密費の不正流用に関与したのではないかとの邱毅立法委員(国民党)の指摘について、「国家安全局の機密費とは全く関係ない。研究費名目の資金を受け取っていたが、その財源については知らない」と説明。その上で、「それを理由にわたしを機密費問題に巻き込むのは、非常に悪らつなやり方だ」と述べ、総統選をにらんだ国民党側のネガティブキャンペーンを非難した。
蔡主席は、問題の研究費について、機密にかかわる部分があるとして、詳細を明らかにしなかったが、「必要があれば、明確に説明する」と強調した。
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