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国喬石化、高付加価値R&Dセンター設置へ


ニュース 石油・化学 作成日:2011年7月5日_記事番号:T00031041

国喬石化、高付加価値R&Dセンター設置へ

 国喬石油化学(グランド・パシフィック・ペトロケミカル)はこのほど、高付加価値化研究・開発(R&D)センター設置について経済部の認可を受けた。同社は3年で7億台湾元(約20億円)を投じ、▽触媒工程▽高分子化合技術▽特殊化学品技術──の分野で自社技術の構築に取り組む。3年後には16億元の売上高を生み出すことを見込む。5日付経済日報が伝えた。

 国光石化科技(KPTC)の台湾における大型石油化学プラント建設計画が見送られたことを受け、経済部は石化メーカーの高付加価値化を推進しており、台湾でのR&Dセンター設置に3年で1,500万元の補助を行っている。しかし同業界の発展を重視する経済部は今後、補助金に上限を設定せず、より長期にわたる支援も検討している。

 さらに政府関係者によると、国光石化の計画が頓挫したことで、今後域内のエチレン供給量が不足するとの懸念が出る中、高付加価値化を進める企業に多くエチレンを分配する、割当制度の導入を進める可能性もあるという。