ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年7月5日_記事番号:T00031043
銅線材・電線ケーブル大手、華新麗華(WALSIN)はこのほど、台中港加工出口区(輸出加工区)で熱延ステンレスの焼鈍酸洗工場に着工した。投資額は40億台湾元(約112億円)で2012年に完成、年間30万~35万トンの熱延白皮ステンレスコイルを生産する予定だ。同社ステンレス事業部の張文春総経理は、製品ラインアップの幅が広がることで、同事業の売上高が360億~390億元へ20~30%成長すると見込む。5日付工商時報が伝えた。
新工場の年産量は、ステンレス大手の燁聯鋼鉄(YUSCO)に次ぎ、唐栄鉄工廠を上回る規模。台湾熱延ステンレス市場に大きな影響を与える可能性があるものの、張総経理は「輸出向け製品がほとんどで内需市場への影響は小さい」と説明した。またYUSCOの林義守董事長は「特に影響は考慮していない」、唐栄も「価格が接近しているため影響は限定的」との見方を示している。
華新麗華は熱延ラインを持たず、中国鋼鉄(CSC)に依頼して熱延工程を行った後、東盟開発実業に焼鈍酸洗処理を委託し、域内顧客に供給している。新工場が完成すれば、自社でも焼鈍酸洗処理を行えることになる。
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