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エイサーのノートPC在庫処分、欧州で価格競争激化促す


ニュース 電子 作成日:2011年7月5日_記事番号:T00031049

エイサーのノートPC在庫処分、欧州で価格競争激化促す

 宏碁(エイサー)が在庫処分のため、欧州で約100万台のノートパソコンを安値で販売している影響で、華碩電脳(ASUS)やヒューレット・パッカード(HP)も追随を迫られ、同市場で価格競争が激化している。欧州ではわずか3カ月の間にミドル、ローエンド製品の平均販売価格が40〜50ユーロ(約4,700〜5,900円)下落。旧型機種の一部では下落幅が10%を超えるものもある。こうした中、エイサーおよびASUSは下半期、重点市場を中国に移す方針で、第3四半期より同市場でマーケティング戦略を相次いで打ち出す予定だ。5日付電子時報が報じた。

 これまでエイサー、ASUS、HPが主力市場としてきた欧州市場だが、近年消費力が落ちており、各社とも同市場の売上比重が四半期ごとに低下する状況となっている。さらに米国市場でも、ノートPCの成長見通しがタブレットPC人気に押されて不透明となる中、今後のノートPC事業発展の鍵が中国市場にあるとみる各社は、同市場がハイシーズンを迎える第3四半期、過去最大規模の広告費を投じる構えだ。